SCROLL
INTERVIEW_01
今日の私へ至るマニュアルや、
決まった道はない。
歩んだ足跡が、道になる。
海外事業部 海外技術課
課長/2004年4月入社
D.H.
志望動機
その頃走りだったプログラミング等のIT業界に憧れ、大学で情報工学を専攻するも3年でドロップアウト、好きだった音楽活動の延長線上にある、音響技術、アンプやスピーカーの回路等を学ぶ専門学校へ。教師に推されるままに、カーオーディオやナビゲーションの回路設計を生業とするTSGに惹かれて入社。その後に紆余曲折を経て、英語が話せないまま、まさか単身ドイツへ乗り込むことになろうとは。人生って凄い。社内の印象
エンジニアリング会社ゆえに考えることが主体だから、比較的社内は平静。しかしいざ話をしてみると、いろいろな考えを持っている人がいるから面白い。さらに得意分野の異なる技術者が集うため、それぞれ切り口が違うから話も盛り上がる。熱く語ったり静かに意見を言ったり、猪突猛進やりたいことはまずやってみたり、クールに理想を追求したり、個性と個性が入り乱れながらも、でもいざという時に一丸となる会社だと思います。エピソード
エピソードは無数にあれども一等賞を挙げるなら、ろくに英語が話せない状態でありながら、業務開拓のためにドイツへ渡ったことに尽きます。まず現在の上司がヨーロッパに道をつけ、二番手としてドイツに渡った次第。そもそもきっかけは、当時のお客様と良好な関係が築けず病んでいた時期、会社を辞めようと相談したらドイツ行きの切符をもらいました(笑)。苦労もありましたが、上司の多大な協力もあり5〜6年かけて何とか軌道に乗せることができました。おかげさまで私も自信を取り戻し帰国の途につきました。まさにこの経験により鍛えられ、今があると思います。ちょっと格好をつけて言うと、先輩が拓いた道を私が歩んだように、私が歩んだ足跡が後輩たちの道標となれたらうれしいです。入社 BEFORE & AFTER
入社以前は自分のことばかりで好き勝手に生きてきたと思います。しかし今では、関わる人の思いや考え、物事の状況等を考慮しながら、最良の結果を出すためにはどうすればよいか、といった視点を持てるようになりました。今は、新米課長としてマネジメントに奔走する身です。自身の個性は良きも悪しきも、夢見がちなところ。アドバンテージはと問われるならば、傾聴力とアシスタント力、そしてファシリテーション力だと思います。これらは人間関係の源となるスキル。アシスタント力とは、普段は空気のようでその存在を意識させないながらも、常に必要とされる存在。上司の、お客様の気持ちを常に理解し、いざという時にさっとサポートできる力です。入社からの長い年月で得た大事なスキルだと確信しています。お伝えしたいこと
遠慮なく何でも気楽に相談してください。興味のあることが見つかったら、または追い詰められたならば。ここには「やってみたい」を応援する、へこたれたら共に支え合う土壌があることを私が知っています。飾ったり虚勢を張ったりせず、いつも等身大でいることを意識していれば、おのずと自身の成長へつながります。
ギターやベースを弾いたり、ドラムを叩いたり、歌ったり。車をいじったりドライブしたり。最近はまたバイクを転がしています(笑)。 夫婦揃っての旅行、二人とも食べることが大好きで。去年、自宅でパクチーの大量栽培に挑戦しました。大成功!今年もやります。最近の週末は、お昼からお酒を飲み始める体たらく、それも趣味のひとつです。
INTERVIEW_02
試されて鍛えられて今がある。
今となってはどんな悩みも困難も、
すべて、今日の糧でした。
商品開発1部 品質評価センター
係長/2017年6月入社
S.N.
志望動機
電子情報系を幅広く学ぶ学科で、特段踏み込んだスキルはなく。いざ就活を考えた時、とりあえず学んだことを活かせる会社をと動きましたが、やりたい職種は見つからず。だったら様々な職種に触れることが先決と正社員で派遣会社に入社して、最初の派遣先がTSGでした。やがて3年が過ぎた頃、やりがいを感じるようになり、派遣会社からTSGへ転職したいという思いが日に日に募るようになりました。悩んだあげくそのことを思い切って課長に打ち明けたところ受け入れていただき入社の運びとなりました。この3年間はこれまでに最も教わり学んだ時期で、今の自分があるベースにもなっています。社内の印象
品質を評価するのに試験装置が林立する品質評価センターが、私の所属する部署です。すべての設計に関わることから、あらゆる部署と意見を交換しています。まさに信頼性を評価するこの部署は、お客様の信頼なくしては成立しません(笑)。新入社員の皆さんにとっても、疑義が生じたら各部署の専門家が分かりやすく指導してくれる、スキルアップに最適な環境だと思います。エピソード
うれしかったのは、新規大型プロジェクトのリーダーを任せていただいたことです。努力は嘘をつかないと、心底実感しました。その反面、大手カーメーカーとの直のやりとりは、プレッシャーが凄まじく。日程の遅延、意思決定や方針伝達の不足など、リーダーとしての未熟さもあぶり出されて。学ぶべきことの多さもまた、実感。迅速に上司に報告、相談することで、遅延した分を一致団結で乗り切った。考え過ぎがマイナスに働いたことの気づきもあって、鈍感力もリーダーとしてのスキルだと知りました。入社 BEFORE & AFTER
バンド活動の楽器の運送にと、仲間とのチームワークの手段にと、懸命のアルバイトで車を購入。生意気にも大学時代にマイカーを所有していました。しかし当時の車に対する理解は微々たるもので、運転操作と車種程度。入社して車内につまった多彩な機器とその機能、安全・耐久を保証するために繰り返される試験と対策の数々と、裏に潜む努力が明らかになって。入社後一番の変化は、入社前の何も知らない自分を知ったことです。お伝えしたいこと
会社説明会やインターンはこの年齢の時だけの、まさに千載一遇のチャンスです。積極的に参加して、貪欲に業界の情報や働くイメージを手にしてほしいと思います。最近はコミュニケーション力を褒められることもありますが、学生時代まで、どちらかというと陰気だった私だからお伝えしたい。悔いのないように行動していきましょう。
毎週木曜日は就業後にバスケットボールを、金曜日はTSGのソフトボール同好会の練習と、秋の大会を控えて。休日はバンド活動、草野球、キャンプ、音楽フェスと中々充実した日々を過ごしています。ビール好きなので会社の仲間との飲み会も。これらを支えているのはコミュニケーションの力。仕事と同じですね(笑)。
INTERVIEW_03
生物科学から機構設計の道を決断。
サイエンスで培った
理論性を活かして設計しています。
商品開発2部 機構設計3課
課長/2012年4月入社
Y.A.
志望動機
大学では生物学を専攻していました。ある実験をする中で、実験機器の仕組み・カラクリに興味を持ちました。そして自分自身でカタチある製品の仕組みや構造、利便さを考えてみたいという気持が生まれ、卒業して専門学校に入学、CADを学びました。そして確実に、希望する設計職に就けて、しかも花形のカーナビに携われるTSGへ入社しました。どの選択も、ふり返れば正解でした。社内の印象
上司にも、社長にも気負わず相談ができます。論理的に分かりやすく解説してくれる技術者が多く、物静かな人が多い印象がありますね。いつも近くに上司がいますし、別のフロアへ行けば、異なる視点で相談に乗ってくれます。会長も社長も気軽にあいさつしてくれますし。いわゆる風通しがよい、と言われる会社かなと思います。エピソード
質問にその場で答え、戻って確認したら間違っていた、どんなに気をつけていても、そんな失敗は起こることがあります。大手電機メーカーに出向き、分野の違う皆さんと開発会議を重ねる、提案する。各人の言い分を聞き、そして総合的に適正な着地点を見いだす。PC画面の中では3Dデータをどんな形にもできます。しかし現実世界で操作しやすいだろうか、組み立てやすいだろうかと、想像力を働かせる必要があります。間違いが判明したら即、訂正する。一生使える、私の貴重な学びです。入社 BEFORE & AFTER
一番は、興味の幅が広がったことです。以前は人の目に触れる華のある製品に興味がありました。しかし今は人の目に触れない製品の設計にも面白さがあることを知っています。TSGで様々な設計に触れ、何にでも挑戦していくことで知ることができました。自分に向いていない、つまらないとか、自ら制限したモノサシが気づきを退けていたのですね。コツは機会を与えられたらまず試す。それだけで、その先に隠れていた魅力に気がつけます。興味が広がれば全方位に好奇心が働き、自然に意識せずとも情報が仕込まれる。車好きは歩いているだけで、車の情報が飛び込んでくるようにです。大きな私の変化です。お伝えしたいこと
知識を得ることは大事です。ですが機械設計では製品に対する「気配りの精神」が最も大切と考えています。気配りの心さえあれば、その気持に自然と知識が追いついてきて、高品質な設計ができるようになると思います。現段階の知識不足を恐れず、設計にチャレンジしてください。
なんと趣味は料理、意外に得意です。手作りパンとかアップルパイ、おせち料理も作ります。 GWや夏休みは長めに取れるので、家族と旅行にでかけたりします。一見、気難しそうに見えますが、意外と軽やかな性格です。プライベートでも、興味の幅を広げています。
INTERVIEW_04
とにかく希望する仕事に就けて、
本当にうれしかった!
TSGの環境に大変なじんでいます。
商品開発2部 機構設計2課
機構技術者/2020年4月入社
N.H.
志望動機
情報系の学部を専攻した理由は、アイデアさえあればどんなモノでも作れると。機構設計を選んだのは、とにかくモノづくりが好き過ぎて。パソコンを使ってモノづくりができる会社をと、ここにたどり着きました。希望通りの仕事ができて本当にうれしい。入社4年目、会社の雰囲気に慣れてほしいと先輩方には思われている様子。自分的にはすっかりなじんでいる、つもりでした。社内の印象
工学系出身でないことから、機構設計を希望してはみたものの最初は何もできず、先輩方から丁寧に、いろいろなことを教わりました。だから社内はとても優しい印象です。パソコンの知識はそこそこありましたので、飲み込みは早かった方ではと勝手に自負しています。それぞれ学んできたものの異なる技術者が集まっているので、良い刺激になっていると感じています。エピソード
勤続年数も4年と浅く、運良く失敗の経験はまだありません。しかし責任を持つことの怖さや厳しさを学んだり、先輩に飲み込みが早いと評価され、必要とされている喜びを感じたり。通常は社内でCADを使い設計をしていますが、お客様の会社で私たちが設計した最終製品を見たときは感動! その製品の性能評価や環境試験は思い入れも手伝って、とても良い経験となりました。入社 BEFORE & AFTER
責任感が育っていると感じています。もともと責任感はある方と勝手に思っていましたが、そのスケールが違う。ほんのわずかな遅延やミスが、場合によっては膨れ上がり大勢の皆さんに迷惑をかけてしまいます。入社してから、それをひしひし感じるようになりました。そして次に目指すのは、全責任を背負う担当窓口。先輩たちの背中を見ながらしっかり学んでいきたいと思っています。お伝えしたいこと
入社直後は分からないことだらけです。周りに教えてくれる人がいる幸せを、恥ずかしがらずに享受してほしいと思います。次に新しいことヘの挑戦は、ミスを恐れずに飛び込んでみましょう。早期の解決が今後の展開を加速しますので、ぜひ。
ゲーム、プラモデル、SF映画鑑賞と楽しんでいます。学生の頃にはできなかった大人買い、欲しいゲーム機やパソコンを購入して。好きな映画はインターステラー、5次元世界やパラレルワールドと興味津々です。しかし今の私には3次元世界で精一杯、忙しいとプラモデルを作る余裕もなく、老後の楽しみにと貯めています(笑)。
INTERVIEW_05
好きでやってきたことと、
これからやりたいことを足したら、
回答は、TSGでした。
商品開発3部 ソフト開発1課
ソフト技術者/2021年4月入社
H.I.
志望動機
工学系に進んだのは、単純に数字が好きだったから。決して得意というわけではありませんでしたが。数学も物理も好きで、感覚的に楽しかった。古文は何も覚えられず。元々、音響に興味がありました。さらに調べていく中で車載音響を見つけ、車業界の将来を探っていたらTSGが現れた。入社したい! とりあえずチャレンジだけでもしてみようかと。結論は、入社して本当によかったと思っています。社内の印象
人間関係、良好。そして静かな環境。黙々と自分の仕事に没頭できます。はじめは分からないことばかりでしたが、質問していいものか戸惑っていました。思い切って話しかけたら、実は温かい人ばかりで、問題なし。ソフトウェア開発は社内にいることが多いので。基本的にTSGは居心地がいいです。在宅勤務が始まった頃でしたが、私は在宅ができず。常にいてくださった先輩に、ずいぶん助けてもらいました。エピソード
入社当初は車載ADAS開発に携わっていましたが、現在はディスプレイのソフトウェア開発をしています。ゼロから参加したのは初めてのこと、去年は戸惑いの1年でした。私自身そんなに技術を持っているわけではないですが、コミュニケーション能力が高いとよく言われます。この能力をフル稼動して、人の技術を教えてもらうのは得意。自分の能力が低いことは分かっているので、この能力を使って技術を盗んでいます。私は、仕事に、技術に貪欲です!えらそうですが技術者として、日々プロジェクトに取り組んでいます。入社 BEFORE & AFTER
大学時代はプログラミングの授業が嫌いでした。まるで呪文のようで。だけど仕事でやってみると意外と楽しくプログラミングを書いている。できることのうれしさが積み重なってさらに。沼にはまりやすいんですね、私。入社して、あきらめなくなりました。そもそも結果を出さなくては、仕事になりませんから。子どもから大人へ!ではないですが、学生時代の私とはそれくらいの差はつきました。お伝えしたいこと
得意がある。不得意もある。どちらも間違いではない、人間ですから。しかし根源として必要なモノ、それは“気持ち”。やりたい気持ちがあれば行動し、行動すれば仕事は不思議とできるようになり、成長もついてきます。問題は気持ちが萎えたとき。私は、できなくて当たり前、と思うようにしています。そしてぐっすり睡眠をとる。朝が苦手な私は、会社の近くに住んでいます。
アーティストのライブや推し活、友達と出かけたり、ご飯を食べたり。ごくごく一般的な20代の女性です。母とは趣味が共通でかなり仲がよく。一緒にドラマの現場へ行ったり、聖地巡礼をしてみたり。父もライブをみたい私を、宮城から名古屋まで運転してくれました。我が家も中々アットホームです。
INTERVIEW_06
決意を胸に、文系から理系へ。
公認会計士から、
思い切り舵を切りました。
商品開発3部 ソフト開発1課
係長/2022年10月入社
T.A.
志望動機
大学は経済学部、公認会計士を目指していました。とあるきっかけで舵を切りました。最初は派遣でTSGに常駐しましたが、未経験ながらもチームメンバーに温かく迎えてもらい、上司の人となりもあり気持ちよく仕事ができる会社だと、常々感じていました。派遣元からの転職を考え、新たに就職活動をはじめたところ、お誘いをいただき晴れて入社となりました。まったく異なる道を歩んでいた私は、資格試験に費やしていた時間をソフトウェアに向けて励んでいます。社内の印象
会社に見慣れないものがあると、自然と社員が集まってきて会話に花が咲きます。そんな環境だから、知識も自然に入ってきます。ミスがあってもその対応や、再発防止など建設的な議論ができます。理路整然としながらも、アットホームな環境だと感じています。エピソード
パラメータ入力のうっかりミスで、大騒動を起こしました。すべて私の責任、シミュレーションを行い結果報告をする案件でした。微細なヒューマンエラーが人命に関わることもあります。落ち込んだのは、多くの社員を延々と、パラメーターと結果を照合する作業に巻き込んだことでした。皆の力で何とか解決を図り、今後ミスが起きないよう解決策を練り、顛末書を作成しました。二度とこのようなミスは起こさないと、硬く誓いました。入社 BEFORE & AFTER
これまでは、行き当たりばったりで答えを探し、また何かあったらそこで探す。そんな私から、まず仮説を立てて比較検証をする。どこへ行くのも、何かをするのも、先に多くの選択肢を選出し比較検討をするように。そして何よりも、我が家の家電などのちょっとした故障は直せるようになりました(笑)。 枝葉で解決を図るのではなく、全体を把握して想像力を働かせながら、マクロな視点で解決を図る。ロジカルに、効率よく、文系だった私にとって大きな進化です。お伝えしたいこと
社会人になると、1日8時間は仕事に従事することになります。長時間身を置く環境だから、快適でなくては意味がありません。自身が望む仕事、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスも考慮して、環境をしっかり見極め厳選してほしいと思います。
3歳の息子がいます。自然とふれあえるように、一緒に遊んでいます。子供って予想外のことをするんです。1歳半の頃、歌いながら踊っていました。つい最近、動画を撮ってほしいような仕草をするので、撮影して見せたら、満面の笑顔で喜んでくれました。唐突に、単語から文章で話せるようになったりと、驚きと感心、言葉にできない感動が成長と共に増えてくる。とにかくうれしくて、子どもの話ばかりになってしまいました。
ひとりひとりの物語が、いまここに続いていく。